2010-01-01から1年間の記事一覧

ことしの日本

衝撃を受けた、というほどではないのだけど、うすきみわるく感じた今年の国内ニュースをふたつ。 1・伊勢神宮参拝者数が史上最高を記録。 伊勢神宮で「史上最高」って、いつからデータがあるのか知りませんが。 「パワースポット」のブームのせいとか、いろ…

クリスマスの夢

「他人の夢の話ほどつまらないものはない」というのは世間でさんざ言い古されたクリシェですが、僕にはよく理解できません。他人の夢の話はとても面白いと思います。その人の性格や人となりを知っていれば、夢の解釈を試みたり、いろいろ考えをめぐらせてみ…

最近買ったもの。

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/09/29メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 656回この商品を含むブログ (191件) を見る怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 (講談社学術文庫)作者: 鹿島茂…

2010年をこえて

おお、言われてみれば、ぜんぜんブログを書いてない。いつのまにやら知らぬまに、2ヶ月も経っていたのでした。 いそがしかった、というのではなく、僕のナカのネットを担当するヒトが疲れてでもいたのか、ネットから遠ざかっていたのでした。しかしそれにし…

図書館で二冊

プラハ カフカの街作者: エマヌエル・フリンタ,ヤン・ルカス,阿部賢一出版社/メーカー: 成文社発売日: 2008/08メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る チェコの首都プラハは、行ったことがありませんが、心惹かれる街です。 そし…

亀岡祭り

近隣県の人間にしてみれば、京都は京都、亀岡は亀岡、全然別の街なのではあります。産品とか家屋のつくりとか、亀岡まで行くと、やはり丹波地方の雰囲気が濃厚です。 それなのに「京都」のカテゴリーに入れたのは、亀岡祭に行ってきたから。 滋賀の大津祭と…

ひさしぶりに

午後、暇だったので、ぶらりと唐招提寺に。 1200年間ずっと変わらずここにあるというのは、恐ろしいことです。

最近読んだ/読んでる本

すずしくなりましたね。 今日は論評抜きで書誌のみ。黒い雨 (新潮文庫)作者: 井伏鱒二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/06/25メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 68回この商品を含むブログ (83件) を見るティンブクトゥ作者: ポール・オースター,柴田元…

ゆうぐれどきは

いくら暑くても秋。紀寺の交差点にて。

一ヶ月休んでましたね。

気がつくと一ヶ月も休んでました。なんかね、億劫で。 でもこれ以上休んでると、ずるずると面倒になっちゃいそうで、再開。 しかしね、暑い。秋のはずなんですが、日本はスマトラ島のあたりに移転してしまったようです。 日本がスマトラだったら、琵琶湖はト…

しばらくお待ちください

しばらく更新をお休みします。(8月いっぱい?) しつれいいたします。

ひぐらしが鳴きはじめた京都へ。

ちょっとした買い物があって京都のビックカメラへ行きました。 で、そのあと大津へでも行こうかと五条通りを車で走ってたら、こんな風景に遭遇。 京都の晩夏の風物詩、五条坂の陶器まつりです。話には聞いていたけど、実際に見たのは初めて。で、予定を変更…

せと

二泊三日で瀬戸内海の島々を巡ってきました。 毎日船に乗り、香川県の四つの島をたずねました。 たまらん暑さでしたが、日本にまだまだ残る美しさを再確認。そして、その存続が、もう危ういところに来ていることも。 風が水上を走ります。夕暮れの甲板は、信…

暑さのせい

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五時過ぎの予想気温は華氏何度? It's too hot to love somebody

暑さのせい

リソグラフがすこんすこんと紙を吐き出し続けております。 暑さのせいか、単純作業をしていると変に内省的になってしまっていけません。 どうしてもしっくりと馴染めない世の中に、気を許せない自分の身体に、コントロールの利かない人生に、この異郷的な世…

大いなる帝国の大いなる黄昏

ラデツキー行進曲作者: ヨーゼフロート,平田達治出版社/メーカー: 鳥影社ロゴス企画発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見る ようやく読みました。 落日を迎えつつあるオーストリア・ハンガリー帝国を舞台に、新…

共感

そうか。君は今、誰にも会いたくないし、誰とも話したくないんだね? わかるよ、そういう気持ち。 嘘じゃない。よくわかるんだ。僕も今ちょうどそんな気分だ。 ほんとうさ。誰とも話したくない。 世界中がみんな僕に余計な口出しをしようとする。なんで放っ…

暑かった

ことしも祇園祭に行ってきました。土曜日が巡行だったので、その日にしたんだけど、宵山をパスしてしまったのはちょっと後悔。

大きな市場

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お土産を よく見ちゃだめよ その裏に 書いてあるから "MADE IN CHINA"

アメリカの夕方

毛皮の女が置いて行った、指先の切れるような1千ドル紙幣を手に、私は街に出た。無性にジンが飲みたかった。 一杯引っ掛けるつもりなら、腹をくくる他無い。街には面倒がごろごろしている。千ドルなんて一晩で消えちまうだろう。女は晴れて、切っても切れな…

カメラの中、三秒間だけ僕らは

トイレによるために入ったリサイクルショップで、昔欲しかったカメラを発見。あのときは7万ほどしたので、やめといたのでした。Finepix F700。6年ぶり。 値段を見ると、4000円弱。アホな買い物かもしれませんが、まあ、保証もついてることだし、買ってしま…

15年ぶりに読みました

アドルフに告ぐ 1 (文春文庫 て 9-1)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/01/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (44件) を見る ブックオフで見つけて入手。 やはり面白かった。読むのをやめられない。とんでも…

あなたが何より嫌う、いささかナルシスティックな感動とともに

人は来て、人はゆきます。 僕たちの時間がキョムから出てキョムへ帰るのなら この橋の上を、せめて僕たちだけのステップで歩いていきたいのです 踏みはずしたところで、落ちる先は同じキョムなのですから そうは思わないか? この街の空の下 あなたがいるか…

後味悪いな。

もっとほかにするべきことがあります……。 時間は貴重だもの。

つかれたー

なんか、最近ゆっくりできてません。 やすみたいー、っていうか、誰かぱーっと飲みませんか?

夏目漱石氏の最後の挨拶

道草 (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/11/30メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (30件) を見る ふと漱石が読みたくなって、こんなん読みました。漱石が完成させた最後の長編です。(「明暗」が未完だ…

ひとりゴート族

あのう、ちょっとそこの方、あのですね、それは、成長してるんでも成熟してるってのでもなくて、ただの麻痺です。鈍磨です。感覚がへたってるだけです。

五蘊盛苦

ささやかな思い出とささやかな予定の数珠繋ぎで、なんとかしのいでおります。今日の昼は、ネギとハムのペペロンチーノを作って食べる予定。

気になるあの娘は普通のパイク

いや、ヒカシューの「パイク」と相対性理論の「気になるあの娘」を交互に聞いてると、何気にちょっと気がおかしくなりそうで、絶妙っすよ。

山上の宗教都市へ

おそらく、日本に二つとない不思議な場所。聖なる山の奥に突然開けた平地にひろがる、異界の町です。和歌山県高野町、つまり高野山。 よく似た声の(顔を見てないと時々どっちがしゃべったか分からなくなる)女子二人を連れて、ビルマ寺の真っ暗闇の胎内めぐ…