2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤亜紀の戦略の書

小説のストラテジー作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/08メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 44回この商品を含むブログ (70件) を見る たしか一、二年前に図書館でみつけて、すぐに欲しくなって買って読みました。 さまざまな時代のヨー…

飛べる限りのところまで

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ロッキーど メッサーシュミッと ボーインぐ セスなエアバす ボンのバルティア

今日は何の日

2月22日、もちろん、猫の日でございます。「にゃーにゃーにゃー」ということです。 上の写真は、神戸の王子動物園で会った山猫さんです。種類は、ボブキャットだったかなあ。リンクスにしては模様の色が濃いし、たぶんボブキャットだと思います。覚えてない…

ホリエボン二冊目

河岸忘日抄 (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (75件) を見る 堀江敏幸さんの本、二冊目を読みました。 「これといった事件の何も起らない、静かでゆったりし…

そびえたつもの

卵と壁について、訳者あとがきのようなもの

びっくりしました。軽い出来心で抄訳を載せたら、この数ヶ月でようやく一万を超えたばかりだったカウンターが、昨日のうちにたちまち3万近くまで跳ねあがったんですから。あらためて、ネットの威力の素晴らしさ、恐ろしさ、村上春樹さんの影響力の大きさを…

はじめに

2/17:重要な修正があったので書き直しました。村上さんは「エルサレム・ポスト」が引用した以上に踏み込んだ発言をしていました。 2/18:イスラエルの「ハアレツ」紙に掲載された全文を参考に、訳文を修正、編集しなおしました(詳細はこちら)。たびたび変…

追記

普段は閑散としている辺土のブログに、17日だけで約12000ヒットもの皆さんが来てくださって驚愕しています。もっと情報に通じた、もっと英語に堪能な方が、どこかにもっとまとまった内容をアップして下さっているはずだと思うと、冷や汗ものなのですが……。し…

卵と壁(三訂修正版)

表題の「卵と壁」とは、エルサレム賞の授賞式での記念講演で、村上春樹さんが使った比喩です。 ガザ地区への攻撃に対する抗議の渦巻く中、イスラエルの文学賞の受賞が決まった村上さんに対しては、各方面から批判や要望が出されていたようです。「賞を受け取…

ひとりごと3

ライトノベル的(と言うべきなのかどうかよく分からないけど)なリアリティや人間観が理解できない僕のほうが旧弊で偏向しているのだろうか。ああいうのを「リアリティのカケラもない」「漫画だ」「人形だ」と思ってしまう僕は、プチブル的・西欧中心主義的…

ひとりごと2

なんで○○に○○されてもうて○○しよかなんて話になんねやろ。信じられんわ。そんなんやったらはじめから○○なんかしやんかったらええのにから。○○を○○しよういう気持ちが全然感じられへんし、「○○ちゃうんか」言うても「○○やなあ」とか返ってくるだけやし。だい…

ひとりごと1

もうすぐ南海難波線ができるんよなあ。 近鉄奈良から阪神三宮まで直通で電車が走るわけで、三宮から「奈良行き」と書いた電車が走ることには、そりゃ感慨をおぼえる。神戸の人にはさんざん「奈良ってめちゃ遠いやろ」とか、ひどいのになると「名古屋の近くや…

冷たい雨が少し降りました。

春はまだ遠い。そんな感じがします。(写真は去年・京都四条大橋)

今年初めての京都でした。

春になった、とはいえ、京都は寒いです。特に蹴上(けあげ)のあたりは山に近い高台だし、風を遮るものが少ない開けた場所なので、寒いような気がします。 都ホテルの隣のギャラリー”ART SPACE NIJI”で、中尾めぐみさんの絵画展を見てきました。画伯にもお会…

デザインを変えてみました。

ブログのデザインを変えてみました。ヨーロッパの新聞をイメージして、題字はゴシック文字にしました。

「カラマーゾフの兄弟」

こないだ、ドストエフスキー作「カラマーゾフの兄弟」の新訳が売れていることについてちょっと触れました。光文社文庫から出ている亀山郁夫氏訳の版です。僕も二巻まで買いました。 実は僕は以前、米川正夫氏の訳による岩波文庫版を読んだことがありました。…

「移動祝祭日」を読み終えました

電車の中で、最後まで読みました。ラストが切ない。悔恨と自己弁護に満ちた別れの記憶。 フィッツジェラルドは終始一貫して滑稽で可哀想な描かれ方をしてましたが、「グレート・ギャツビー」に対するヘミングウェイの敬意は本物ですね。この部分は感動的でし…

若きヘミングウェイ夫妻

「移動祝祭日」を読んでます。面白い。訳が読みやすい。 自らの才能への自信と不安、異郷パリでの貧しい暮らしの中のささやかな喜び。若きヘミングウェイ夫妻の日々が、美しくつづられています。簡潔にして詩情あふれる、この感じがヘミングウェイなのかなと…

新訳ブームの一環ですね

移動祝祭日 (新潮文庫)作者: アーネストヘミングウェイ,高見浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 27回この商品を含むブログ (52件) を見る 何年か前、パリに行きたいと思い立ったときにあちこちで探したのですが…