共感
そうか。君は今、誰にも会いたくないし、誰とも話したくないんだね?
わかるよ、そういう気持ち。
嘘じゃない。よくわかるんだ。僕も今ちょうどそんな気分だ。
ほんとうさ。誰とも話したくない。
世界中がみんな僕に余計な口出しをしようとする。なんで放っておいてくれないだ! 僕をひとりにしてくれ! って、そんな気分さ。
ね、同じだろう?
うん。君とは気が合いそうだな。
僕らはね、同類なんだ。前から薄々そう感じていたけど。
そのことについて一晩ゆっくり話さないか?
……君さえよければ、この上に部屋をとるからさ。
と、その男はわたしに言った。
馬鹿じゃねーの。
※「わたし日記」はフィクションです。僕はわたしではありません。