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ぐるりよーざ

 夏の長崎旅行を計画しはじめてから、卓袱料理皿うどんはもちろん、かくれキリシタンの文化にも興味が湧いています。

youtubeで興味深いものを発見。平戸市生月のかくれキリシタンの方々が歌う、3曲の歌おらしょ。順番に「らおだて」「なじょう」「ぐるりよざ」
キリシタン弾圧が始まってから今日まで400年間、口伝で伝えられてきたラテン語の聖歌です。ていうか、御詠歌?

6:30ごろから始まる「ぐるりよざ」の元歌を、ここにあるラテン語の歌詞から探してみると、下に貼り付けたやつっぽい。グレゴリオ聖歌「O GLORIOSA DOMINA」

歌詞:上がラテン語、下がかくれキリシタン
 
O gloriosa  domina  excelsa   super  sidera
ぐるりよーざ どーみの いきせんさ すんでら しーでら

qui te creavit provide  lactasti  sacro  ubere
きてや きゃんべ ぐるーりで らだすて さあくら おーべり

こちらから引用)

 死を賭した潜伏生活の中で、ラテン語の意味も分からないままでひそかに受け継がれてきた歌詞とメロディー。キリスト教徒ではない僕でも心を動かされずにはいられないわけですが。
 そこにあるのは、キリスト教的なものというよりむしろ、村落共同体を通じて受け継がれ、今の僕たちの中にも息づいている、日本的な精神性の美しさ(と、おぞましさ)なのかもしれない、という気もします。