横浜行って来ました【その2】

 さて、一日目はヨコハマトリエンナーレの関連イベントのひとつ、黄金町バザールを見て来ました。これが期待以上に楽しかったんです。

 黄金町といえば、関東では有名らしいのですが、最近までいわゆる「特殊飲食街」として知られていた町です。数年前まで、小規模な店がぎっしりと建ち並んで、主に外国人の女性が客を引いていたそうな。


 この歓楽街が数年前の徹底摘発で壊滅した後に、若い芸術家やカフェ経営者などが入って来て、地域の人々と共に街の再生を図っているのだそうです。そしてその一環として開かれているアートイベントが、この黄金町バザールです。これが期待以上になかなか面白かったです。

 地域型アートイベントが乱立気味の昨今、ちょっと飽きて来た感もあったのですが、若手中心の作家たちのラディカルなコンセプトと、この特異な歴史を持つ地区の地域性とがあいまって、ほどよく非日常的っぽくてコミュニティっぽい、楽しいお祭りになっていました。










 ある意味で言うなら、いささかアカデミックに整然とし過ぎていた感のあるヨコトリ本体よりも面白いとも言えるイベントだったと思います。
 いわゆる「国際都市」風にキレイな横浜の、別の側面を見ることができたのも収穫でした。