No Music, No ****

　なんか、「僕の音楽遍歴」または「音楽による自伝の試み」みたいになっているけど、全然そうではない。僕にとって大事なミュージシャンが何組も抜けている。スピッツもラウンドテーブルもピチカートもICEもビートルズもビーチボーイズもロジャニコもカーディガンズも川本真琴ちゃんも椎名林檎さまも堂島くんも大滝さんもカジくんもコーネリアスも抜けている。
　いまのところ僕のデジタル・ウォークマンには、初めて買ったジッタリン・ジンからモーモールルギャバンまで４３８３曲が入っている。多いのか少ないのか分からない。自分は「音楽が好きです」とは、僕には言えない。
　ただ、音楽が無かったら、いろんなことがもっと辛かっただろう、とは思う。

　
君がとなりのクラスから出てきたとき　僕の心臓は口から飛び出した
君の笑い声を初めて聞いた日は　一晩中ドキドキ眠れなかったよ
アニー　アニー　アニー　アニー　アニー好きだよアニー
（ジッタリン・ジン『アニー』）

DOKI DOKI

　
　
若すぎた何もかも　知らぬまま逃げてきたの
この街は肌寒い　そういって少し笑う
やるせなく時は経つ　ふと見せる悲しい笑顔
この国は生きづらい　そう言って消えてゆくの
（モーモールルギャバン『愛と平和の使者』)

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