今さら、かもしれませんが。

 こういうものを読みました。

 おもしろかったです。作者はスピッツスガシカオが好きで、二人のアルバムタイトルを題名に使ったそうですが、分かるような気がします。この物語の持つ懐かしさや喪失感や息ぐるしさには、どことなく二人の詞の世界に通じるものがあるようです。
 ギャグとシリアスで緩急をつけるのは少女マンガによくある手法だと思いますが、「ハチクロ」の場合、どことなくうすた京介の影響を感じるのが面白い。「ムッハーッ」「モッフーン」とか「サスーンクオリティィィィィ」とか「青春のご本尊様が帰ってきおったぁぁぁ」とか、そんな台詞回しに。マサルさんみたいに目が光ったりするし。
ハチミツ

ハチミツ

CLOVER

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