東大寺二月堂お水取り

 年配の関西人に、「もう春やのに寒いですねー」と言うと、判で捺したように同じ答えが返ってきます。「そら、お水取りが済まんとねえ」
 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)、いわゆる奈良のお水取りのことですね。三月に入って、もうお松明の行事が始まってるんですよ。今年も、一回くらい見に行けるかなあ。でもここのところ天候が不順で困ります。


(↑これが、東大寺二月堂)


(去年の写真ですが、ブレブレでいまひとつですな)
 3月12日には、若狭井の水をくむ、本来の意味での「お水取り」が行われます。この井戸の水は、伝説によると、若狭小浜(今話題の福井県オバマ市)から地下を通って送られてくるのだとか。小浜では昨夜ちゃんと「お水送り」の行事が済んだようです。
 今年で1258回目。これが終わると、関西に春が来ます。