あたらしい朝が来た

あたらしい朝(1) (アフタヌーンKC)

あたらしい朝(1) (アフタヌーンKC)

大日本天狗党絵詞」の黒田硫黄が新作を書いていたことを、このコミック一巻を書店で見かけるまで不覚にも知らなかったのでした。スランプで書けなくなっている、という話をどこかで聞いていたので、復活してくれてうれしいです。チンピラみたいなドイツの青年が、怪しい大金がらみで水兵になって、偽装巡洋艦で大海原へ……。なんていうか、いやあ、「鋼鉄クラーケン」を思わせる黒田節。毛筆でぐいぐい描くタッチも健在で何よりです。
 それにしても「天狗党」はすごかったよなあ。