村上龍

 村上龍の小説ではこれがいちばん好きです。
 

69(シクスティナイン) (集英社文庫)

69(シクスティナイン) (集英社文庫)

 六十年代末期の空気を僕は吸ったことがなくて、だけど、ごくごく幼いころに、その時代の微かな残響のようなものを聞いたような気がしないでもないのです。
 これは映画にもなったんですよね。見たいような、見たくないような。あの雰囲気が出てればいいけど。