ニューヨークの映画

 ニューヨークを舞台にした映画は数々ありますが、ぼくが好きなのはマイケル・J・フォックス主演の「再会の街」です。これは、ジェイ・マキナニーの名作小説「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」(絶版らしいけど、古本屋でいくらでも見つかります)の映画化で、原作者マキナニー自身がかかわっているらしくて、ストーリーも雰囲気も原作に非常に忠実です。ぼくはあまり映画館に足を運ばないし、DVDやビデオもあまり借りないので、原作よりも先に映画を見てしまうことはめったにないのですが、この作品だけは映画を(テレビで)先に見ました。社会でなかなかうまくやっていけない、恋愛もうまくいかない主人公のうだうださ加減が実にいいです。「これはぼくのことだ!ぼくのことを書いてるんだ!」と叫びたくなる人は多いはず。ぼくだけじゃないですよね?

再会の街~ブライトライツ・ビッグシティ~ [VHS]

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ブライト・ライツ、ビッグ・シティ (新潮文庫)

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