きょうのできごと、ふたたび。

 以前ここでご紹介した柴崎友香さんの小説「きょうのできごと」を、きょう読み終えました。いやあ、よかった。とてもよかった。何人かの(何人だっけ?)女の子や男の子たちの微妙な気持ちの揺れみたいなものを、それぞれの視点から見た一日の出来事で描いているのですね。出町柳とか、天王寺とか、知ってる場所がいろいろ出てくるのがうれしい。

出町柳から/朝靄の京橋で乗り換え

出町柳から/朝靄の京橋で乗り換え

 映画にもなってるんだけど、ちょっと見たいなあ。でも見ないほうがいいのかなあ。ぼくは関西人なので、出演してる役者さんの関西弁が変だったりしたら、むずむずして見てられなくなるしね。どうなんでしょう。
 小説の中の関西弁のせりふはとても穏やかで、かわいらしくて、たいそうよかったです。ぼくもこんなふうに喋れてるんかなあ。ぼくの関西弁もあんなふうに聞こえてるんやったらええなあ。

 いしいしんじ「ぶらんこ乗り」(これもおもしろかったです)も読んじゃったし、次に読むものは、と考えて、きょうは村上春樹世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を持ち歩いてました。読むでもなく、読まないでもなく、ちょっとめくって拾い読みしたりしてます。ちゃんと読み直そうかな。どうしようかな。と思ってたら、同じはてなの中の「村上モトクラシ」に村上さんからの新しいメッセージが載ってました。トラックバックしちゃれ。
http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050906

きょうのできごと (河出文庫)

きょうのできごと (河出文庫)

ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)