やっぱり猫が好き
いま、保坂和志「プレーンソング」というのを読んでます。この人の小説にはいつも猫が出てくるんですね。猫の動作なんかの描写が、すごくよく観察されてる感じでリアルです。猫というのは犬よりやわらかくていいです。猫を持って運ぶのはたいへんよい感じです。
猫といえば、「ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」という本があります。ふつう、猫というのは移動するのが嫌いだけど、この本の著者は黒猫を連れて飛行機や汽車に乗って旅行するのですからうらやましい。でもつれまわされる猫には気のどくな気もしますね。猫には海外旅行のおもしろさなんて分からないだろうな。
そういえばいちど、心斎橋かどこかで、あたまに猫を乗せて自転車をこいでいるひとを見たことがあります。ロシア人のかぶるような毛皮の帽子かと思ったら、そうじゃない。あたまに猫。あたまに猫でした。
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