学生時代

 あの子たちとファミレスで晩ご飯を食べて、ひとのわるぐちとか、美術の話とか、ひとのわるぐちとか、たまらん恋愛のはなしとか、ひとのわるぐちとか、芸術の話とか、ひとのわるぐちとか、だらだらおしゃべりしているうちに、気づくと午前2時前。そしてオーダーストップの声が。なんと6時間近くしゃべっていたらしい。なにやら二十歳前の学生時代に戻ったようなかんじでした。
 といってもそれは、僕の実際の過去ではなく、それとは全く別の、もう一つの学生時代なのです。
 ほんとうにそんな学生時代があったのならば、ぜひとも戻ってみたいけど、
 実際どおりの学生時代には、ぜったい戻りたくないのです。
 あのころは、カワイイ女子たちと3人で飯食ったりしなかったもんなあ。