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COPTIC ICONS

 エジプト旅行に行った友人に「コプトのイコンの本を買ってきて」と頼んでいたのですが、その名もずばり"COPTIC ICONS"という本を買ってきてくれました。
こんな本です。(アマゾンへのリンクを貼ろうと思ったら、これが、無いんです、アマゾンに)

 コプトというのは古代から続くエジプトのキリスト教会のことで、これはそのコプト教会の宗教画の図録です。
 この本を見ていると、コプトのイコンというのは、時代や作者によってそのスタイルが大きく違うようです。おおむねロシアやビザンチンのイコンに似た雰囲気のものが多いのですが、中にはほとんど西洋画に近いものもあり、明らかにイスラム文明の影響を受けているものもあり、大津絵や隠れキリシタン聖画などの民画に近い素朴なものもあります。どれも異様なほど力強く、心を揺り動かすものを持っています。僕はとても満足して、年末から毎日のように眺めているのです。
 自分が外国に行くときも、必ずこういった文化や美術に関する本を買ってきます。家族や友人が行くときも、できるだけ買ってきてもらいます。言葉は読めなくても、写真や図版を眺めているだけでも実に楽しいです。日本の出版文化は広範なジャンルで隆盛を誇っているように見えますが、こういうマイナーな文化に関しての本は、ほとんど見かけないんですよね。やはり洋書の方が充実している。英語がすらすら読めたら、楽しいだろうなあ。