クレタ人のひとりごと

 メタレベルの言語空間では、たくらみが無いこと自体がひとつのたくらみです。

 書き手による自作への言及を鵜呑みにしてはいけない。相手が誰であれ、これは大原則。

 人は、意識的にも無意識的にも、うそをつくものです。テキスト以外に真なるものは無いはず。

 その意味において、僕自身もやはりひとりのクレタ人なのです、もちろん。

 信用していないんじゃない。書き手として信用してるんです。