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ひとりごと4

Monler Monologue

 文章を書いていると、自分の書いたばかりのものを読み返して、あまりのつまらなさに愕然とすることがあります。何ひとつ引っかかってくるものが無くて、いったいどうしてこんな物が出来たのかと首をひねるばかり。
 結局は、僕自身の気分の問題なのでしょう。そういう気分って砂嵐と一緒で、頭を低くして通り過ぎるのを待つほか無いのだと思います。

――手綱を放すな。駱駝を迷わせたら最期だ。嵐はじきに止む。そしたら旅を続けるんだ。手綱を放すな。身体を伏せて、眼と口を閉じろ。そしてアッラーに祈れ。手綱を放すな。嵐の後では、今までの地図は役に立たない。