その人はここにいました。足跡を残して。

 
 仏足石です。これを見ると宮沢賢治の言葉を思い出します。

自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する。
この方向は古い聖者の踏みまた教えた道ではないか。



 ここには巨大な五重塔がありました。
 奈良時代に建てられた塔なのですが、明治維新を目前にした1859年に火災で失われてしまいました。もう少しで現代のわれわれのもとに届いたのに、惜しいことです。どうやら写真さえ残ってない様子。

元興寺塔跡にて)