黒書院(二条城じゃなく)
ふと、生まれてはじめて手にしたワープロのことを思い出しました。
シャープ「書院」の、当時でもすでにかなり旧型だったモデルです。今のノートパソコンみたいなかたちじゃなくて箱型で、キーボードがコード(ケーブル?)でつながってるやつ。色は黒でした。たぶん、WD-540という型だと思います。
今思えばずいぶん原始的な機種でした。もうすでにパソコン時代になってきてたしね。
でも、なんていうか、わくわくしましたね。キーボードをたたくことで、頭の中にあるものがみるみる文章になってゆく。そして綺麗な活字になってプリントアウトされる。文章を書くことの楽しさを教えてくれた機械でした。壊れちゃって、捨てちゃいましたが。
今、ワープロ専用機って少ないと思いますが、しかし、ずいぶん使いやすかった印象があります。安い値段で、テキストファイルだけ作れる、小型で、操作のしやすい、壊れにくい機械は無いものか。