路傍の猫

 奈良や京都なんかのふるい下町ではよく猫に出会います。涼しい夕方になると、野良も、野良じゃないのも、そのへんでごろごろしてます。そこらへんに落ちている、という感じ。
 猫といえば無愛想と思われてますがじっさいはそうでもないです。声をかけるとにゃあとか言って答えるやつも多いです。ひとの顔を見ると逃げる猫も多いですが、犬のように食って掛かってくるようなのはいませんね。犬はどうしてあんなにわんわんとうるさいんだ。
 最近ときどきペットショップをのぞくのですが、どういうわけか、どこの店でもたいてい犬ばかり多くて猫は二,三匹しかいないんですね。